アラントインとは? ~オイリー肌・テカリ予防 スキンケア~
皆さんは、アラントインという物質が、意外と多くの化粧品や消毒薬に含まれているのをご存じでしょうか?
安全性が高く、商品に含まれる形としては、10年以上にわたる使用実績があり、安全性も確認されているものなのです。
スキンケアには欠かせないものなのですが、意外と知っている方が少ないかもしれません。
調べてみると、お肌に対して、とても効果的な成分だということが分かりました。
まとめてみましたので、気軽に読んでみて下さい!
この記事を読めば、アラントインについての概要を理解することができます。
そして、たまたま買ったかもしれない化粧水や乳液、消毒薬などに含まれていた時に、このアラントインの効果を実感するかもしれません。
アラントインの由来、効果・効能、含まれている商品、効果的な濃度について、時系列的にまとめてみました。
19世紀:思わぬところから発見されたアラントイン
なんと、牛の羊膜(胎児を直接包む膜)から発見された成分で、羊膜を意味する「アラントイス」から名づけられたそうです。
アラントインは、炎症を鎮めたり、皮膚を保護する作用のある成分で、自然界にも存在しています。
別のものでは、ヒレハリ草という植物からも抽出され、アラントインを含むエキスを傷口に乗せると傷が癒えるという民間治療の薬として知られていました。
20世紀:アラントインは、医薬品や化粧品に幅広く使われるようになる
保湿クリームや歯磨き粉、しもやけ・あかぎれ用薬や目薬などに配合されました。
また、カタツムリの粘膜にもアラントインが含まれていることが判明しました。
カタツムリの粘膜は、肌に弾力とハリを与えるコラーゲンなどの美肌成分も含んでおり、カタツムリクリームなどの商品として、化粧品にも使われるようになりました。
21世紀:アラントインは、10年以上にわたる使用実績あり
使用実績として、10年以上にわたり副作用の報告はありませんでした。
安全性が高いことから、敏感肌や赤ちゃん用のスキンケアにも使用されました。
また、美白効果も期待されるようになります。
アラントインはメラニン色素を直接抑える働きはありませんが、炎症を防ぎ、新陳代謝を促すことで色素沈着を改善する効果があると言われています。
まとめ
アラントインは医薬品成分として指定されているため、医薬部外品や化粧品に配合する場合は配合量の上限が定められています。
化粧品100gあたりにアラントインを配合できる上限は、使用部位や使用方法によって異なりますが、一般的には0.2gから0.5gです。
この範囲内であれば効果的かつ安全に使用できると考えられます。
赤ちゃんへの使用実績としては、おむつメーカーがアラントインをおむつに使用したところ、従来のおむつと比べると、おむつかぶれが97%以上改善されたとの報告もあります。
非常に安全性の高いアラントイン。私は手指消毒用アルコールの中に含まれているのを見て、これは何だろう?と思い、調べてみるに至りました。
” 敵を知り己を知れば百戦危うからず ”
この言葉を使う場面ではないのかもしれませんが、敢えて使わせていただきます。
知れば、効果も実感できると思います。
色々な身体に良い、肌に良い成分を知り、効果的に取り入れて、身体とお肌の健康寿命を自分の納得するまで伸ばしていきましょう!!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。(^_-)-☆
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